最近は、登山をする方がどんどん多くなり、高尾山などは、ミシュランガイドに載ったこともあり、週末はどこの観光地かというくらいの賑わいです。
山登りもだんだん慣れてくると、高い山に登りたくなります。日本には北アルプスなど、標高の高い山でもきちんと整備されていて、登りやすい山もたくさんあります。しかしながら、やはり危険はつきもので、毎年少なからず、遭難者が出ているのが現状です。
そこで初心者向けに山登りの基本を確認してみましょう。
経験者と一緒に行動する
これが、基本中の基本です。経験が浅い者同士だと、トラブルに対応できません。
登山部やワンダーフォーゲル部の合宿でも、悪天候に遭遇したりすると部員がパニックを起こすことがあります。
トラブル時の精神状態が生死を分けることがありますので、必ず経験者と一緒に行動してください。
装備が生死を分ける
日本の山は、山小屋がきちんと整備されているので、山小屋に泊まることを予定して行動する方が多いと思います。特に中高年の方は、テント、自炊用具を抱えて登るのが大変なので、山小屋を利用することになると思いますが、最低限の装備は必要です。
悪天候のときの防寒具、道の迷ったときその場にとどまりビバーク(野営)できるくらいの装備(ツェルト、できればシュラフも)、食料が最低限必要です。
ツェルト ぴらぴらのビニールシートみたいな感じで、テントが張れます。
シュラフ 寝袋のことです。最近は軽くていいものがあります。
登山中の注意事項
体力に合った行動予定を
無理な予定を組むと、途中で動けなくなって、山小屋にたどり着かない可能性があります。
ビバークすることになってしまうので、決して無理はしないようにしましょう。
登山中の過度のおしゃべりは禁物
毎年、滑落事故が少なからず起こります。
割と道が整備されているところでもです。
整備されているといっても、すぐ横は、断崖絶壁ですから、油断してはいけません。
町中と同じような感覚だと危険です。
落石にも注意
落石もまれにあります。
当たると大けがをするので、最初に気づいた人が周りに教えてあげるのがルールです。
怪我をしたり、遭難したら
無理に動かず、助けを待つという判断も必要。
体力が低下していると、正確な判断がなできないことがあります。
ビバークの準備があれば選択肢が増えますので重要だと思います。
複数の人数がいれば、助けを呼びに行くことも可能です。
なので、準備はこの状況を想定してするべきです。
いろいろ、口うるさく書きましたが、天候に恵まれると、ほんとに素晴らしい景色が満喫できます。しっかり準備をして、登山を楽しんでください。